タンみや編集部が推す!みやざきのうどん 3選
宮崎のソウルフードのひとつ「うどん」。ふわっとやわらかな自家製麺にこだわりの出汁。今や全国区となった“釜揚げうどん”の名店など、タンみやイチオシの3店舗をご紹介。
ニシタチの路地裏、飲みのシメには定番の釜揚げうどん
ニシタチ飲み会の定番シメはラーメンか『釜揚げうどん』。ディープな路地裏エリアの西銀座通りで創業56年の老舗が戸隠です。以前は店主・猪野龍治さんの両親が社交ダンスを教えていたダンスホールでした。練習をする生徒に夜食として出していた釜揚げうどんが評判でうどん店として再オープンしたそう。ツユは、昆布とカツオ節で出汁を取り、しょう油とみりんで味付けしたあと一晩寝かせたまろやかな味。ツユの隠し味、ゆずペーストも手作りで、改良を重ねたもちもちの麺をすするとゆずが爽やかに香り、甘めのツユに独特の深みを加えます。釜揚げうどんをさらにおいしくいただく、ひと工夫といえます。飲みのシメにさっぱりいただける一杯です
●店名
戸隠
●店名(かな)
とがくし
●郵便番号・住所
880-0002 宮崎市中央通7-10
●電話番号
0985-26-2872
●営業時間
19:00~翌2:00
●定休日 日曜日・祝日
●駐車場 なし
●席数 74席
●アクセス 宮崎交通:橘通三丁目バス停から徒歩10分
創業63年、宮崎の釜揚げうどんはここから始まった
宮崎市の中心を流れる大淀川の河畔は“観光地・みやざき”を長年支えてきた人びとの思いをずっと見てきたといっても過言ではない場所。ロンブルの並ぶ橘公園や老舗ホテルの北側に、その歴史とほぼ時を同じくして創業した『重乃井』があり、香川県出身の初代おかみが作り上げた味を今も家族で大切に守っています。細めの麺は自家製で毎日、生地から手作り。客席から麺を伸ばしたり、手打ちしている光景を見ることができます。麺は乾燥しやすいため、お客さんの状況を見ながら随時、生地を切るこだわりよう。いつでも出来立てです。出汁は北海道産の折り昆布と長切昆布、サバ節、カツオ節、シイタケで出汁を取ります。今もなお伝統の味が後世に引き継がれています。
●店名
重乃井
●店名(かな)
しげのい
●郵便番号・住所
880-0866 宮崎市川原町8-19
●電話番号
0985-24-7367
●営業時間
11:00~18:45
●定休日 金曜日
●駐車場 20台
●席数 49席
●アクセス 宮崎交通:橘公園前バス停から徒歩2分
●Instagram shigenoi_udon
安くて、うまくて、盛りがいい。文豪にも愛された味
故・奥野豊吉氏が1932年に創業し、今年で91年。大淀川を挟んだ南、大淀地区でうどんといえば「豊吉うどん」。宮崎を訪れてこの味を知った川端康成が物語に登場させるなど、観光宮崎の歴史と共に歩んできた名店中の名店です。豊吉翁が材料にこだわり、夜が明ける前から大釜で煮込んだ出汁が味の決め手。化学調味料は一切使用せず、いりこ、昆布、かつお節を使ってその日の分だけ作るやり方は、創業以来かわりません。開店は朝6時。大淀川河畔にあった魚市場で働く人のため早朝から開けた伝統が残されています。出汁の味がやわらかめの麺によく合い、卵をからめると栄養満点の朝ごはん。この一杯が、これから始まる1日の活力になっています。
●店名
三角茶屋 豊吉うどん
●店名(かな)
さんかくぢゃや とよきちうどん
●郵便番号・住所
880-0934 宮崎市大坪東3-1-3
●電話番号
0985-51-9015
●営業時間
6:00~19:30
●定休日 正月のみ
●駐車場 35台
●席数 80席
●アクセス 宮崎交通:大坪町バス停前
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